どーも、ユキさんです。ミンガラーバー!
前回のストーリーはこちらからですのでご興味ある方はこちらからどうぞ!
前回と前々回の記事を纏めますと、
1:A君に知り合いの合コンで出会う
2:A君に将来悩んでいる事を打ち明ける
3:A君にA君の師匠なる人を紹介される
4:師匠にボロクソ言われて反省→師匠を尊敬
5:「仲間」へ勧誘される
6:勉強会へ参加する
7:謎のタスクを課せられる
こんな感じでした。
そして今回はついに私が胡散臭さに気付き、その組織から退散するまでの話です。
カルト的雰囲気な勉強会
全10回ある勉強会ですが、こんな感じの内容を中心に組まれていました。
・初対面の人とのコミュニケーションの取り方
>色んな人と出会って仲間を作ろう!
・仲間の大切さ
>仲間と力を出し合って、事業を計画しよう!
・お金を稼ぐマインド
>お金を稼ぐマインドを基に、しっかし事業を収益化しよう!
・読書した本のナレッジシェア
>仲間と自分の考えをシェアして、みんなでアップデートしよう!
・本弟子達の前で漫才披露
>恥を掻き捨て前に進もう!
*みたいなメッセージだと思います。。。
5回目の勉強会後の日記はこんな感じでした。
勉強会にいってはや5回目。どんな気持ちになるのかとおもったけど、いまだ疑惑の目が晴れない。
けど、自分が進むべき道はそこにある気がする。27歳で年上でなんか相手は俺に対して警戒しているのだろう。まぁ、俺も警戒しているけど。けど、冷静に考えればそうやって僕を警戒なり敵としてみているという事は、ある意味相手も人間的で、勝てるチャンスがそこにあるという事じゃないかな。そんな風にプラスにみて僕は僕のペースで道で幸せの道を探していけば良いんじゃないかな。少なくとも、もがいてトライ&エラーして見ていけばよいんじゃないかな。そもそもEクワドラントにいってお金を持つことが幸せなのかなんて分からないし。願望を叶える=幸せとは限らない。結局、今を如何に楽しむかになってしまう気がする。今の苦労が未来への投資へと分かっていれば楽しいと思えるし。
「なんかこいつらキモいくらいハイテンションで笑顔だな」という感情はずっと弟子達に抱いていました。
一方で、文章に出てくるこの27歳の彼は気持ち悪さとは別に、僕を警戒している雰囲気がありました。僕に対して、「こいつまだ染まりきっていない」みたいな感じでした。
僕も勉強会中は彼らのテンションに合わせようとしていたのですが、足りなかったようです。彼らとの間に壁はありました。普通こういうネットワーク系って、社会的弱者を「ここが君の居場所だよ」的な感じで抱擁してくれて、それに浸るのが一般的かと思いますが、僕はそこまでには至りませんでした。
やると決めていたので、10回の勉強会全てには参加しましたが。
*因みに最後の会は漫才披露でした。ナイツの英語漫才をやりました。クソほど面白くないネタにも関わらず、持ち前の気持ち悪いテンションで弟子達がから笑いしていたのは言うまでもありません。。。
師匠の前での誓い
最後の勉強会後、A君からこんな事を言われました。
「勉強会終了おめでとう!本弟子になる為には、師匠の前で宣誓をする事が必要なんだ!!一生の覚悟を示す宣誓だからしっかりよく考えてね!!けど、大丈夫だよ、ひらっちには仲間がもういるしね!!!」
未だ、疑心暗鬼の状態だった僕は悩みました。当時、転職活動もしていましたし、本弟子になったら、仕事のあとは夜の12時過ぎまでの活動が待っています。本当にやりきれるか不安でした。
そんな時、ある救いの手がありました。
ミャンマーへの訪問
2019年5月でした。バイト時代の同期がミャンマーで働き始めた友人がいました。彼が「一度ミャンマーに来てみれば?」と僕を誘ってくれました。偶然にも彼はミャンマーでの就職口にコネクションがありました。二つ返事でOKしました。転職して本弟子になる人生が本当に良いのか迷っていました。アジア最後のフロンティアと呼ばれるミャンマーで何かがあるかもしれない。そう思って飛行機をすぐ予約しました。
ミャンマーに行く数日前の事です。
A君からこんなメッセージが来ました。
「この日にちに師匠の前で宣誓を行うから、師匠の家に来れる?」
その日はミャンマー滞在と被っていました。
「その日はずらせないかな?」
A君はすると、
「え、何で?」
しょうがないので、
「いや、ミャンマーに行く予定があるんだ」
それからは、「行くな行くな」のオンパレード。他の弟子達も言ってきます。
しまいには、
「ひらっちの人生で大事なのはどっちなのかな?」
別れ際の女子のようなコメントがさく裂した訳です。
僕は最終的に彼らの引き止めを振り払い、ミャンマー行きを優先しました。
ネットワークビジネスからの退散
僕は今、日本でネットワークビジネスではなく、ミャンマーで物流という仕事をしています。ミャンマー行きを誘ってくれた友人には本当に感謝です。また、今働かせてい頂いている会社にも本当に感謝しています。
ミャンマーから帰ってきた後、A君に正式に日本を離れる話をしました。彼は止めなかったです。「お互い場所は違くても頑張ろう!」と言っていました。ミャンマーに行くと決めた時点で悟ったのかもしれません。
それ以降は連絡は取っていません。というより、僕のLINEアカウントが乗っ取られた生で連絡先が分からなくなってしまいました。
ただ、Gmailにチャンスメールの履歴が残っているので、連絡しようと思えばいつでもできます。しませんけどね。
ネットワークビジネスについて思う事
1:社会的弱者を狙っている
弟子達・仮弟子達のほとんどが地方出身者(地方大卒が多い)でした。僕の推測ですが、知り合い無しでの上京。厳しい社会に揉まれ心が疲弊。天使のような仕様。入信。そんな所でしょう。まだ20代そこそこ若い子が狙われている事は間違いありません。
2:抜けられない状況を作る
弟子達同士でのシェアハウス、非正規社員の奨励、チャンスメールで心情変化を察知、時間的・経済的・精神的に抜けられない状況を作りあげていきます。
3:ビジネスとしては負けない仕組み
経費ゼロで集客・オペレーションをできるので、赤字になるリスクが限りなく低くなります。優秀(従順で集客能力の高い)な弟子達がどれだけいるかが重要なポイントにはなってくると思います。その事もあり、師匠の人を引き付ける能力は確かにあったように思えます。
最後に
「お互い場所は違くても頑張ろう!」そう言ったA君は今どうしてるだろう?
今でもそう思う時があります。もしかしたら、今日もHUBで終わりのない友達作りをしているのかもしれません。
これで僕の「ネットワークビジネスに危うくハマりそうになった話」は以上です。
誰かのお役に立てたら幸いです。
ではでは。